不登校だったE子さん

不登校だったE子さん

E子さんは小学校5年生のときにクラスメートにいじめられたことをきっかけに、学校に行けなくなりました。中学校に入学しても1学期間登校しただけで、その後は登校しませんでした。
中学3年生9月のある日、E子さんは母親と一緒に相談室に進路相談に来られました。それまでは学校から斡旋された会社に就職するつもりでいたのですが、数日前面接に行ったところ、採用を断られたからです。
数回のカウンセリングの結果、E子さんは将来の仕事(調理師または栄養士)のために高校進学を目指すことになりました。高校受験には英語・数学・国語が必要ですが、すべての科目について基礎学力不足が明白でした。とりあえず、私は英語をアルファベットの勉強から始めることを提案しました。E子さんは熱心に勉強し、私の出す宿題に取り組みました。国語と数学は私の友人が主宰している塾の協力を得ました。
その後、学校側も全学年の教師が空き時間を利用して、E子さんの勉強を手伝いました。
こうして、E子さんは熱心に勉強に励み、高校入試に合格しました。高校では学年で4番以内の成績を維持し、将来の目標に向かって努力しました。
高校卒業後、栄養士の資格の取れる短大に進学しました。短大卒業後は栄養士の資格を生かした所に就職し、元気に休むことなく仕事に励んでいます。

E子さんは不登校の頃のことをふりかえって、下記のように話されました。

自分は役立たずで、家でゴロゴロしているのがいやだったが、
プータローにはなりたくなかった。

イヤだけど学校にいけなくてグルグルまわっていた。

学校の先生が自分のために、忙しい中カリキュラムを作ってくれたことはうれしかった。

自分がしっかりやったら、先生も喜んでくれると思った

「義務教育だから大丈夫。学校へ行っていないのに点数がとれることはすごいこと」
とカウンセリングを受けて思えるようになった。
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